記憶の海へ

――皆川燈・俳句Site
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応答せよ

なにを逃れんと羊歯原をかけくだる

蠟梅の奥の氷河が崩落す

蹴ってみる雪片という儚さを

早春のアンモナイトよ応答せよ

春の岸自己と非自己がせめぎあう

啄木からの手紙とおもうしゃぼんだま

影の小枝揺らしてさえずりはまるし

うたた寝のマリーを月光が焼く (らん詠・テーマ「焼」)

(『らん 73号』16.4.10)
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