記憶の海へ

――皆川燈・俳句Site
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ノスタルジア

倒れつつ昼顔となる二、三日

端居して天然パーマなり母系

びしょぬれの石段下りていくかなかな

とある日は翡翠を待つ雫して

水槽からっぽ父の金魚も父恋うや

落鮎の腹をこぼるるノスタルジア

月光からんと母方へ折れ曲がる


壊れつつ夜空へ帰る花火だった
(らん詠・テーマ「壊」)

(『らん 75号』16.10.10)
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