記憶の海へ

――皆川燈・俳句Site
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リ リ

えご降るよ終の棲家のきざはしへ

虹立てば銀の鉛筆が香る

暗殺など知らぬ鳥籠さみだるる

鳥籠老いたり光る風をため

万緑や世界がリリと砕け散る

いのち甘ければ梟が吸いに来る

鳥の巣を拾いぬ迷宮はこれか


父の見し虹なり近づいてゆく
 (題詠「父」)

(『らん 78号』17.7.10)
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